2011/5/3121:1 日本経済にとって真の「オオカミ少年」は誰なのか? 片岡剛士 デフレから一向に脱却できない日本経済の最中にあって、東日本大震災が生じ、さぞや白川総裁は対応に苦慮されていることとお見受けします。そんな中、日本金融学会2011年度春季大会での総裁の特別講演の模様が報道されており拝見する機会がございました。 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21413320110528)。これによれば、『現在の日本の財政の状況は「非常に深刻」だが、「長年、財政状況が悪いにもかかわらず、国債は円滑に消化され、長期国債の金利も低位で安定的に推移しているため、財政悪化に伴う危険に警鐘を鳴らす議論は時として『オオカミ少年』のような扱いを受けることがある。しかし、どの国も無限に財政赤字を続けることが出来る訳ではない。政府の支