【8月8日 AFP】月面上に、ついに生命体が存在している可能性が出てきた。強烈な放射線や超高温、極寒にも耐えることができ、餌なしで何十年も生き長らえることが可能な「最強生物」だという。こう聞くと恐ろしい生き物のようだが、その正体は異星の生命体ではなく、地球の微小生物「クマムシ」だ。 4月に月面着陸に失敗し、墜落したとみられるイスラエルの探査機ベレシート(Beresheet)にクマムシを入れた装置が搭載されており、クマムシが事故を生き延びた可能性があるという。 6日にこの発表を行ったのは、民間非営利団体(NPO)「アーク・ミッション財団(Arch Mission Foundation)」。同財団は、人類の知見や地球の生物相をデータベース化し、それを太陽系に広く送ることを目指して活動しており、未来への贈り物として「銀河系百科事典」を作るような試みだと説明している。 設立者のノバ・スピバック(N