スペイン北東部のカタルーニャ州は12日、感染が広がっている一部の自治体で住民の出入りを原則、禁止すると発表しました。スペインで人の動きを制限する措置を取るのは初めてです。 これらの自治体には合わせて6万6000人が暮らしていますが、地元メディアによりますと、これまでに58人の感染が確認され、3人が死亡しています。 また、感染者の多くは地域の中核的な病院の医師や医療スタッフで、さらに多くのスタッフの感染が疑われて隔離されているということです。 今回の措置では食料や燃料の搬入、また、緊急の場合を除いて住民の出入りは禁止され、これに反した場合には犯罪とみなすとしていて州政府は「さらなる感染の広がりを防ぐための例外的な措置だ」としています。 スペインでは12日現在、3004人の感染が確認され、84人が死亡していて、感染の拡大に歯止めがかからず、首都のあるマドリード州をはじめ、北部バスク州、カタルー