もう日付けが変わったけれど、先週に日大で開かれたほうに行けなかったので行ってきた。途中で雪が降りだしたのでどうなることかと思ったが、うまい具合に屋内にいるときだけしか降られなかった。日頃の行いのせいだな(笑)。 さて本題の講演。Quineの有名な議論で、指示対象を持たない固有名(たとえば「バルカン」とか)を認めると困った帰結が得られる、というのがある。まず、「aは存在する」を「∃x(x=a)」と表すことができるのはよく知られている。だから、「バルカンは存在しない」は「〜∃x(x=バルカン)」となるが、これから存在汎化によって「∃y〜∃x(x=y)」が導かれる。でも、これは「∀x(x=x)」と矛盾する。 また、Wigginsはこれと関連する議論をしている。「∀x(x=x)」から「∃x(x=シーザー)」が論理的に導かれるが、論理的真理は必然的だから、「∃x(x=シーザー)」も必然的真理になる。
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