スタートアップという言葉をメディアで聞くことが多くなった。 まだまだ一般的には遠い印象もあるが、大型の資金調達や広告キャンペーンを目にすることも増えてきた。また安倍政権の日本再生ビジョンにおける「起業大国No.1の実現」や産業競争力強化法の制定など、日本の経済再生の重点項目としても支援体制が敷かれつつあり、今年3月には、福岡市の「創業特区」認定9月には経済産業省からベンチャー育成へ総理大臣賞の創設など具体的なアクションも出てきた。また経済産業省と文部科学省で大学での先端技術事業化へのベンチャーキャピタル創設も1000億円規模で準備されている。 スタートアップの業種もインターネットサービスからハードウエア、ヘルスケア、バイオなどへ広がり、さまざまなビジネスアライアンスやエグジット(上場や売却などの出口戦略)を見せてきている。日本から北米やアジアへ、あるいは諸外国から日本への進出も増加している