数値でのマッチの例がリスト7です。変数n(セレクターと呼びます)に対して、match式を適用し、caseによる選択肢は上から下へと順番に検証されます。Javaのswitch文ではbreakを記述しなければ後続の選択肢の処理を実行しますが、match式ではbreakはありません。マッチしたcaseを処理したら、他のcaseを処理せずにmatch式の制御を抜けます。例えば、この例では、case 1で変数nが1に該当すれば=>の次の処理のprintln("one") が実行されます。また、case _はワイルドカードといって、switch文のdefault:に相当します。 また、Javaのswitch文では数値以外のマッチングに対応していませんが(Java SE 6まで。Java SE 7からは、数値以外の文字列も使える)、Scalaのmatch式では、文字列やコレクション、型によるマッチングが
![Scalaプログラミングに欠かせない機能---Scalaの基本4](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)