※この記事は2015年5月1日に掲載されたものです。 提供: ファイナンシャルスタンダード株式会社 「貯蓄から投資へ」というスローガンが提唱されて久しくなりましたが、2015年3月23日に日本銀行調査統計局が発表した「資金循環の日米欧比較」によると、日本は現金・預金の割合が52.5%と半数以上を占めるのに対し、株式・出資金はわずか9.5%にとどまります。 一方、アメリカでは現金・預金が13.4%に対し株式・出資金の割合は33.4%と上回っており、投資に対するスタンスの違いがうかがえます。ユーロ圏でも預金・現金が34.9%、株式・出資金が17.5%であり、日本人は欧米人よりも資産運用に保守的なことが読み取れます。 政府も日本人の投資スタイルに変化をもたらすべく、投資に関する税制優遇制度を充実させています。 例えば2014年には、現金・預金の資産を株式などに振り向けようと、NISA(ニーサ・少