広告は「絵」=デザインや映像と、「言葉」=キャッチコピーやセリフからできている。おもに絵をつくる人がデザイナーやカメラマン、言葉をつくるのがコピーライターだ。 1980年代「コピーライターブーム」の時代から第一線を走り続け、50年のクリエイター人生で4000点以上の作品を世に送り出した仲畑貴志氏。 「好きだから、あげる。」(丸井/1981年) 「おしりだって、洗ってほしい。」(TOTOウォシュレット/1983年) 「ココロも満タンに」(コスモ石油/1996年) 「アデランスは誰でしょう?」(アデランス/2010年) といった広告コピーも氏の手から産まれたものだ。そんな仲畑氏の初作品展が、東京・表参道で本日から開催される。 ■温水洗浄便座を大ヒットさせた新聞原稿ゲラ 今や一般家庭への普及率が8割にも上る温水洗浄便座。その皮切りである『TOTOウォシュレット』のコピーが「おしりだって、洗ってほ