work breakdown structure / ワーク・ブレークダウンストラクチャ / 作業分解図 / 作業分割構成 / 作業の詳細構造 プロジェクトマネジメントの計画フェイズにおける主要なツールで、プロジェクトの成果物あるいは仕事(work)を詳細区分(breakdown)して階層構造(structure)化した図表、あるいはその図表によってプロジェクトのスコープ(注1)全体とその中で作られる成果物ないしは作業の関係を体系的に集約・把握する手法のこと。 WBS作成はプロジェクト計画の初期に行う作業で、プロジェクトで実施されなければならないすべての作業を洗い出し、同時にプロジェクトマネジメントにおけるコントロール単位を明確化するものとなる。WBSはその後のプロジェクト工数の見積もり、日程計画(ネットワーク図など)、調達管理(外注化判断)、資源配分計画(役割分担表など)、予算/コスト管
WBSを作ることで、正確で根拠のある見積もりを立てることができた。だが、実績を記入しないWBSでは、プロジェクトがスタートした後の進捗管理は行えない。 ここでは、WBSに実績も記入できるように拡張して、それを使って進捗管理を行う手法を提案する。 実績も記録するようにWBSを拡張する 見積もりの段階で作成するWBSには、細分化されたプロジェクトの構成要素の階層(大項目・中項目・小項目)と、それぞれの項目に付随するタスク、およびその見積もり工数が記入されている。 見積もり工数が記入されたWBS WBSに実績も記入し、進捗管理にも活用できるようにするために、記入欄を追加してWBSを拡張する。拡張したWBSは、基本的に、下記の記入欄を持つ。 大項目 中項目 小項目 タスク マイルストーン 工程 状態 担当 計画工数 予定工数 実績工数 残り工数 進捗率 遅延 備考 マイルストーン 顧客とのレビュー
進ちょく管理の第一歩は,納期・コスト・品質を守るためのスケジュールを立てることにある。その時に最も重要なのは,現実感のある作業内容を明確に定義することだ。この記事では2回にわたって,「WBS(Work Breakdown Structure)」を使って緻密で現実的な計画を作るための勘どころを解説する。 WBSを使った作業計画とスケジュール作成の実践知識(1) WBSを使った作業計画とスケジュール作成の実践知識(2)
レベル2を「成果物一覧」で分解した場合は、成果物単位でワークパッケージが表されるため、責任の単位がWBSとして分解されているケースが多くみられます。欧米企業や、オフショアを活用している会社では、契約上、責任範囲をかなり詳細に記述する必要があるため、こちらのWBSを好む傾向にあります。 さて、実際のシステム開発プロジェクトにおける事例を見てみましょう。レベル1は顧客に納品する成果物であるXXXシステム(システムの名前など)が記入されます。レベル2を見ると一般的な成果物一覧の大項目が並びます。例えば、「ハードウェア」「ソフトウェア」「開発用ドキュメント」「ユーザードキュメント」「プロジェクト管理」などです。 留意事項として、「プロジェクト管理」だけは「作業分解型」のWBSと共通の項目になります。プロジェクト管理は厳密に言えば成果物ではありませんが、プロジェクトを円滑に進めるために必須となるため
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