Apache Sparkに手を出してヤケドしないための基本 ~「Apache Spark入門より」~ (デブサミ 2016 講演資料)NTT DATA OSS Professional Services
Jaql(a query language desired for JSON:JSON用に位置づけられたクエリ言語)は、JSON型式のデータを処理するためのクエリ言語で、Apache HadoopのMapReduceを処理するための実装が存在します。日本語では「じゃっくる」と発音します。ジャッカルに似ているため、一部のサイトにはジャッカルの写真が掲載されていました。 もともとはIBMのアルマデン研究所で研究・開発され、オープンソースへ提案されました。本原稿執筆時点では、Apache Incubatorプロジェクトになっており、Google Codeのサイトで開発が進められています。 IBMアルマデン研究所のサイト Apache Hadoop用実装のダウンロードサイト 本記事執筆時点では、つい先頃リリースされた、Jaql 0.5.1をベースに解説しています。 1. JSONの基礎 JSON(
オープンソース・ソフトウェア「Hadoop」のMapReduceジョブは、標準ではJavaで記述します(その他には、Pig、Hive、JAQLといったものがあります)。しかし、意外と初心者には分かりにくいと筆者は感じます。本記事では、MapReduceジョブのサンプルコードを使って、できる限り正しくコードの意味を理解し、MapReduceへの入り口を示したいと思います。 HadoopでMapReduceを記述するときに使うAPIが、0.19から0.20に変わるところで新しくなっています。実は、現時点でHadoopプロジェクト本体からでさえも、新APIを使ったサンプルが提示されていません。本記事では、新しいAPIで筆者が書き直したサンプルを使って解説しますので、このサンプルは0.19以前のHadoopでは動かないことに注意してください。この記事は、0.20.2を使って検証し、解説しています。
「数兆件のデータも対話的に、高速に分析できる」。グーグルは5月19日にこのような表現で新しいサービス「BigQuery」の登場を紹介するエントリを、ブログにポストしています。 グーグルが公開したBigQueryは、Hadoopやデータウェアハウスなどを用いて多くの企業が行おうとしている大規模データ(いわゆる「Big Data」)の分析を、グーグルのクラウドで可能にします。利用者はGoogle Storage経由で大規模データを転送し、SQLライクな命令によって抽出や分析を行います。 まるでグーグルが大規模データ処理のMapReduceをホスティングし、その機能をサービスとして提供するようなものがBigQueryといえます(ただし公開された「BigQuery」の説明には、内部でMapReduceを利用しているのかどうかの記述はないのため、MapReduce「的」なサービスと表現すべきかもしれ
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