一見、手と足しか使わないように思えるクライミングですが、あとから出てくるさまざまなムーブ(動き)をするには体のあらゆる部分を使います。当然、柔軟性は重要なファクター。登る前のストレッチは必須項目です。また、ストレッチにはウォームアップの第一段階という役目もあります。 注意する点といえば、痛みを伴わないこと。息を止めないことです。無理をして痛いほど動かしたりすると、筋肉は逆に硬くなってしまいます。息を止めて行なうと血圧が上がりますし、筋肉もほぐれず、むしろ力む形に……。リラックスして行なうことです。 *この記事は『CLIMBINGjoy No.4』より記事を転載しています。 *野口さんはかなり柔軟性が高いほうです。通常はこの8割程度でOK。無理しないでください。 前腕内側 ◇伸ばす部分 指と手のひら、前腕前面の筋肉 ◇方法 ひじを伸ばし、指の先を持って前腕の前面を伸ばします。 ◇内容 この場