2014年8月19日(火)、北海道と青森県、岩手県が国土交通省とJR東日本に対し、寝台特急「北斗星」と「カシオペア」の存続を申し入れました。現在、東京と北海道を結んでいる両寝台特急は、2015年度に北海道新幹線の新青森〜新函館北斗間が開業することに伴い、廃止の可能性が浮上しているためです。 北海道にとって、東京と北海道を結ぶ寝台特急の廃止が好ましくないだろうことは、観光振興などの観点から想像に難くありません。 しかし青森県と岩手県は、なぜ存続を訴えるのでしょうか。「北斗星」と「カシオペア」は、札幌行き「カシオペア」の1本が盛岡駅と一ノ関駅(岩手県)に停車する以外、両県内を通過していくだけです。 「北斗星」と「カシオペア」は、東京都の上野駅を発車すると、JR東日本の東北本線で盛岡駅へ至ります。そこから第三セクター鉄道のIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道を経由し青森駅に到着。JR東日本の津軽