緊急事態宣言が出されている北海道。中でも感染者が多い札幌市で、自宅で療養した男性が、療養中に感じていた不安を語りました。 頭痛やせきがひどくなり、熱も上がり、嗅覚もなくなっていく中、いったい症状がどこまで悪化すれば、自分自身で「救急車を呼ぶ」と判断したらいいのか。 しかし、実際に救急車を呼んだら、歩くのも苦しい中、自宅に戻るようにと言われ…。 体験を語ることで、多くの人にコロナへの注意を呼びかけたいと、実名での取材に応じてくれました。 自宅療養中、息苦しさ、たんに血が混じり… 札幌市の弁護士、中村憲昭さん(49歳)が体調に異変を感じたのはことし5月16日でした。 熱が37度3分ありましたが、保健所のPCR検査はすぐに受けられませんでした。 このため医療機関で検査を受けたところ5月18日に陽性が確認され、医療機関を通じて保健所から自宅で療養するよう伝えられました。 療養中、症状は徐々に悪化。