交流機能を持ったソーシャルゲーム事業を展開するSNS大手2社が、有力ゲームソフトの確保に向けて海外での動きを積極化させている。「モバゲー」を展開するディー・エヌ・エー(DeNA)は6月中旬、韓国ソウルに現地のソーシャルゲーム会社との協業や開発支援拠点として現地法人を立ち上げ、グリーも中国の北京に現地法人を近く設立する。 両社とも国内だけでなく欧米などでもゲーム配信サービスを積極化させており、成否の鍵を握るゲームの質と量を高めるのが狙いだ。 DeNAは、ソウル市に現地法人「DeNAソウル」を6月13日に設立した。韓国のソーシャルゲーム開発会社との提携を進めるほか、ソフト開発に必要なサポートなどメーカーへの支援を行う。 ただ、韓国語版のソーシャルゲーム展開については「現時点では考えていない」(広報部)としている。 韓国はパソコン向けなどのオンラインゲームが活発で、ソフト開発の有力企業も