ブックマーク / nisinao.hatenadiary.org (1)

  • 2006-08-03

    昼前でも日差しは強烈で、じりじり照らされて、髪に触ると熱めのぬるま湯くらいの温度になっていた。帽子がいるかなと思う。タオルでも被ろうか。最近日傘をよく見かけるけれど、それはまあ何となくアレだ。お前はどこのお嬢様やねん、と突っ込まれること請け合いだ。もう少し年を取ってからにしよう。 陸上部。中二の夏。もちろん夏休み期間も部活はある。むしろ休みのときこそ格的だと言える。家が近いからあたしは一旦帰ってお昼をべるのだけれど、この暑さでは帰るだけでも疲れてしまう。エアコンの効いた部屋でお昼べたあと少しのんびりしてテレビでも見ていると、今度は外に出るのが億劫になってくる。このままサボってしまおうかと思って寝転んで目を瞑ると、瞼の裏にサディスティックな笑みを浮かべた副キャプテンが現われて跳ね起きる。そんな日常を思い浮かべて、ぐったりしながらも帰路を急ぐ。暑い。 ドアを開け、「ただいま」と声を掛ける

    2006-08-03
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