―――まるで焼け野っ原にいるみてーだ… 爺様―――!!! 買いに行ってこの爺様表紙とご対面した時には軽くびっくり。目立ってました。 まぁ確かに、8巻はこの柳原朔太郎が輝きを放ちまくりでありまして。 爺様カッコよすぎるだろ・・・と打ちのめされました。 もちろん柳原さんだけじゃない。宗谷名人の凄まじい才気と静かなる狂気にも触れる。深々と心に染み入る、穏やかだけど透明感ある迫力。読みながらなぎ倒されてしまいそうになる熱気。その両方が1冊で味わえもうほぎゃぎゃー。 大きく2つのポイントがあった巻だと思います。 順番に行こう。まずは宗谷名人について。 前巻のラストでいよいよ桐山と宗谷名人の対局が始まりました。 8巻はそこから、桐山が宗谷名人の世界に入っていくのが印象的。 嵐の中心、台風の目は穏やかだと言いますが、その穏やかな空間を知ることが出来るのは、もとより嵐の中心にいるか、嵐を突破した者のみ。