白番　5手メイト 解答 駒が少なく連続チェックでというわけには行かないですが、黒キングは動けるマスが極端に少ないのでツークツワンクを狙っていきます。 1.Nf5! Kf1 1…f2に対しては 2.Ne3 f1=Q 3.Nc2#でチェックメイトです。 2.Ne3+ Ke1 3.Kc2! 一手待ちながらテンポを取ります。黒はfポーンを進める以外に手がなく、チェックメイトへ一直線のツークツワンクになっています。 3…f2 4.Kc1! f1=Q 5.Nc2#(図) 図　5.Nc2#まで 連続サクリファイスも華々しくていいですが、こういう渋くて静かな手筋もチェスの終盤の醍醐味ではないかと思います。 前の問題 次の問題

黒番　4手メイト 解答 メジャーピースのサクリファイスを絡めてテンポを稼ぎながら白キングを仕留めます。 1…Rxf1+!! 白のいちばん重要な守り駒を消して白陣をこじ開けます。 2.Kxf1 Bxc4+ 3.Kf1 白は駒得もしていて、ギリギリで受けきれているように見えますが、次の黒の手が決め手です。 3…Qe1+!! このクイーンは取られますが、それをルークで取り返してチェックメイトです。e3の白ルークがeファイルを閉じていましたが、それをすり抜けて攻撃を仕掛けています。このような手筋はX線のように守りをすり抜けていることから、「エックスレイアタック」とかロシア語では「レントゲン」と呼ばれています。 4.Rxe1 Rxe1# 前の問題 次の問題

他の駒と違って、間に駒があっても飛び越えて進むことができますが、自軍の駒がいるマスへはやはり跳べません。相手の駒がいる場合は他の駒の場合と同じように、その敵駒を取ってそのマスへ進むことができます（図２）。 直線的に動くほかの駒と違って、変則的な動きをするだけに最初は動きがつかみづらいかもしれませんが、実は「一度跳ぶと必ず今いるマスと違う色のマスに行く」という規則性があります。チェス盤の市松模様はただの模様ではなく、駒の動きを把握しやすくするのにも役立っています。 さて、このナイトの動かし方にちなんで、「ナイト・ツアー」と呼ばれる簡単なパズルを紹介しましょう。 ナイトで、チェス盤の６４マスの好きなところからスタートして、各マスを重複しないようにすべて通るというのものです。一筆書きと違って、最後にスタートに戻る必要はありません。 解答例（図３・４）を二つ載せておきますので、いろいろ考えてみてく

今回は、ビショップとルークの動かし方を紹介します。ちなみに将棋で言うと、ビショップは角、ルークは飛車と全く同じ動きをします。 ルーク ルークは「城壁」を意味し、図１のように縦・横のいずれかの方向に好きなだけ進むことができます。

チェスは白が先手です。プレーヤーは順番に駒を動かしますが、まずは動かし方を覚えなくてはなりません。 今回はキングとクイーンの動かし方を紹介します。 キング キングは「王」を意味します。図１のように縦・横・斜めのいずれかの方向に、１手で１マスだけ進むことができます。

午前中に解答を発表すると申し上げましたがアップするのが日付が変わるギリギリになってしまいました。 黒番　５手メイト 解答 白の駒が黒キングに狙いを定めている一方で、黒はdファイル中心に重要なマスやラインをがっちり押さえています。ここからサクリファイスを活用してテンポよくチェックメイトに持ち込めます。 1…Rd1+!! 白のバックランクがスカスカなのでこの手が成立します。 2.Bxd1 Rxd1+ 3.Kh2 一見白キングは逃げ切っているように見えますが… 3…Rh1+!! 白はこのルークを取るしかなく黒クイーンの侵入を防げず万事休すです。 4.Kxh1 Qh3+ 5.Kg1 Qg2# 前の問題 次の問題

白番　4手メイト 解答 黒陣は守れているようでスカスカです。白はサクリファイスを活用して黒キングの前をこじ開けてメイトに持ち込みます。 1.Qxh6!! これで黒はロングダイアゴナルを開かざるを得ず、白の追撃を止めきれません。 1…gxh6 2.Bd4+ Be5 3.Bxe5+ Rg7 4.Rxf8# 自陣にとどまっているb1の白ビショップも遠くからいい仕事をしています。 前の問題 次の問題

白番　5手メイト 解答 白は自軍の駒を総動員して黒陣をこじ開けます。 1.Qxh7+!! Kxh7 2.f6+! d3のビショップでチェックをかけつつ、黒クイーンの6段目の利きを塞いでいます。 2…Kg8 2…Qxd3とビショップを取っても3.Rh3+ Kg8 4.Rh8#でチェックメイトです。 3.Bh7+! チェックを掛けて黒キングを引きずり出して、息をつく暇を与えません。 3…Kxh7 4.Rh3+ Kg8 5.Rh8# 前の問題 次の問題

白番　3手メイト 解答 一見関係なさそうなh6のルークが横利きによって決定的な役割を果たします。 1.Bc8+! Ba5 これで黒は守りきれているように見えますが･･･ 2.Ra5+!! bxa5 これで6段目の筋が開きました。 3.Ra6# 前の問題 次の問題

白番　4手メイト 解答 黒陣はぎりぎり支えられているようにみえますが、b3能代ビショップが絶妙なラインを押さえていて、黒キングを追い詰めます。 1.Rxf7+!! 決定打です。黒には最早成す術がありません。 1…Kg8 素直に1…Rxf7と取り返すと2.Qh6+ Kg8 (2…Rg7 3.Qxg7#) 3.Qg7#!と白はb3のビショップの利きを活用してチェックメイトに持ち込めます。 2.Rg7+ Kh8 2…Kf8に対しては3.Rg8#でチェックメイトです。 3.Rxh7+ Kxh7 4.Qh4# 前の問題 次の問題

今回は実戦例を紹介します。1858年の試合で、白は当時のトッププレーヤーのポール・モーフィーです。この試合で、モーフィーは盤を見ずに指したと言われています。 1.e4 e5 2.Nf3 d6 3.d4 Bg4?! 4.dxe5 Bxf3 5.Qxf3 dxe5 6.Bc4【図１】

チェスは日本ではまだまだマイナーな競技ですが、世界的にはサッカーに次ぐ競技人口を誇っています。世界共通のルールなので、言葉の壁を越えて国際交流をする一つのツールとしても使えます。 そんなチェスに関するイベント情報やこぼれ話、チェスの戦略なども含めて総合的に情報発信していきますので、チェスに少しでも興味のある方はぜひ定期的にお立ち寄りください。 ちなみにチェスの遊び方に関しては『チェス盤の置き方に注意』から順番に読み進めていただくと、駒の名前と動かし方から決着のつけ方、記録の取り方まで段階的に調べられるようになっています。 今週の詰めチェス(2024年6月10日出題) サイトメニュー 管理人著作等 当サイトの管理人である岩崎雄大が過去に執筆したチェス関連の書籍や連載記事などを少し修正して掲載しています。 試合解説 試合解説を主とした過去記事の一覧です。 チェス雑学 チェスにまつわる古今東西の

皆様新年あけましておめでとうございます。 昨年は更新頻度を上げることをはじめとして、チェスの面でもいくつか目標を立てたのですが、ほとんど達成できずに終わってしまいました(;^_^A 今年は戌年!!私、年男なので、このサイトを盛り上げることをはじめ、チェストーナメントにも本格的に復帰していきます!! 今年もどうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。