sssdを使ってLDAPクライアントを作る機会があったので、その時の手順です。 はじめに LDAPクライアントを作るとなると普通はnslcd(nss-pam-ldapd)+nscdを使うものの、nscdが障害を起こすたびに何度も悩まされてきました。そこで障害に強い他の方法がないか探したところ、SSSD(System Security Services Daemon)による方法を見つけました。 さらに調べてみると、いまのRedHat系OSではsssdの利用が推奨されていました。そこで今回sssdによるLDAPクライアントの構築に挑戦したのですが、意外にも情報がまとまってなかったので手順をまとめました。 sssdの利点 今までLDAPクライアントを作る場合はnslcd+nscdの組み合わせが普通でしたが、sssdを使うことで以下のようなメリットがあります。 nslcd+nscdよりLDAPサー