長寿命で急速充電が可能な電池の登場により,いつでもどこでも簡単に充電できる世界が現実のものになろうとしています。さらに,急速充電可能な電池と非接触充電技術を組み合わせると,充電という行為そのものをユーザーに感じさせない社会が可能になるかもしれません。こうした社会を現実のものとして強力に牽引していきそうなのが,ここ最近市販化する動きが活発化している電気自動車ではないかと思っています。 電気自動車の市販化については,三菱自動車が2009年夏に「iMiEV」を発売するほか,日産自動車は2010年に日米で,2011年に中国で発売し,2012年には世界各国へ展開するとのこと。さらに,ハイブリッド車で攻勢をかけていて,これまでは電気自動車に消極的だったトヨタ自動車も,2012年には電気自動車を投入することを表明しています。 電気自動車の普及には,充電ステーションなどの充電インフラの構築が欠かせません。