今回は、リーキーガット症候群の原因となろうる『カンジダ菌』のついてお話します。 カンジダ菌はイースト菌の一種で、 カンジダ性皮膚炎、カンジダ性膣炎などの原因となる真菌(カビの仲間)です。 私たちの体は他の細菌と真菌が共存している状態が普通であり、腸内のカンジダ菌も体が健康であれば善玉菌と共存しているため、特に問題をもたらすことはありません。 しかし、 何らかのきっかけで腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、体に害を与えるほどにカンジダ菌が増殖します。 そのバランスを崩すきっかけの一つが、以前のブログで書いた、腸の粘膜機能を低下させる原因として挙げた抗生物質です。 リーキーガット症候群を引き起こす抗生物質についてのブログはこちら ⇒ yueiotns.hatenablog.com 発達障害の子どもは免疫力に問題があることがわかってきています。 発達障害のある子は耳の感染症になりやすい、と
今日は、リーキーガット症候群(腸管壁侵漏)症候群になりえる2つ目の原因の『抗生物質』について書きます。 以前のブログで乳児のうちは腸粘膜が未熟なため、離乳食のタンパク質の分解が未消化になる可能性を話しました。 それによってリーキーガット症候群が起こる可能性があります。 今回も腸と関連する話をするんですが、 「抗生物質と何が関係するの?」と疑問に思われる方もいると思います。 関係があるお話なので少しだけ見ていただけると嬉しいです(^_^) 乳幼児の時期は 免疫力がまだ弱く、さまざまな感染症にかかりやすいです。 そのこと自体は悪くありません。 体に入ったウイルスや細菌を自分の免疫でやっつけることを繰り返して、子どもの免疫機能は高まっていくからです。 しかし‥‥ 病院に行くと、軽い風邪程度でも抗生物質が処方されることがあります。 抗生物質は感染症の原因となる細菌を退治しますが、それだけでなく腸
前回に引き続き、発達障がいと栄養の関連性について書きます。 発達障がいと栄養 1 - OT Yueiの芽生えブログ 今回はリーキーガット(腸管壁侵漏)症候群になる原因について書きます(^_^) 前回、リーキーガット症候群とは小腸の粘膜が荒れてしまっていることを指すと話しました。 では、どうして小腸の粘膜は荒れてしまうのか? その理由として挙げられるのが 早期の離乳食、抗生物質、カンジダ菌の繁殖などの3つです。 今日は1つ目の早期の離乳食についてだけ話します。 腸の粘膜を含む消化機能は、生後すぐには未成熟な状態です。 赤ちゃんは母乳や乳児用のミルクしか飲むことができませんが、これは母乳成分を分解する消化酵素しか分泌されないからです。 乳児の腸で母乳以外に含まれるタンパク質を分解できる消化酵素が十分に分泌されるのは、生後1年ほど経ってからです。 しかし 現代では、離乳食を生後5ヶ月くらいの早い
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