旧来からよく使用されているインターネットスーパーサーバにinetdがあります。 inetdは、設定されたあるサービスへの要求があった場合に、そのデーモンを起動する役割を担います。 (スタンドアローンデーモンの場合は、inetdは経由せず、デーモンそのものが要求を直接処理します。) 例えばftpなどの要求がクライアントから来たとします。 inetd経由では、クライアントの要求をinetdが受け付け、その次に、inetdがftpデーモンを起動します。 この時inetd経由でftpサービスを受け付ける場合は、/etc/inetd.confにftpの定義を記述しておきます。 アクセス制御を行いたい場合は、TCP_Wappersを使用し、特定のIPアドレスからのみ要求を受け付ける用にできます。 しかし、inetdは今程セキュリティーに気をつかう必要の無い時代に考えられた代物です。 *