SNS上でセクシュアルハラスメントや性的暴行などの被害を告白する「#MeToo」運動が、ここ数年で国境を越えて世界中に拡がり続けたのは記憶に新しい。このような性別による差別や偏見を解消しようという世界的な動きは、広告の世界でも広く見られるようになってきました。 たとえば世界最大級の広告賞であるカンヌライオンズでは、2015年に「グラスライオン(Glass: The Lion for Change)」という新部門が設立されました。この部門では、世界にはびこるジェンダー・バイアスに立ち向かい、それを打ち破ろうとした取り組みに対して賞が与えられることになっています。 今回はこうした世界的な時代の潮流の中で、各企業が実施した女性の地位向上を目指す広告的施策を幾つかご紹介したいと思います。 ---------------------------------- 1. 贅沢品扱いの生理用品を驚くべき方法
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