世界最年少の冷凍保存 「必ず人体の蘇生が可能になる日が来る」 タイに住んでいた2歳の女の子は、小児脳腫瘍にむしばまれていた。 進行がとても速く悪性度の高い難病で、世界的には確立された治療法がない。 愛らしい笑顔を振りまいていた女の子の生命維持装置が切られる時、最期に立ち会った家族と親族は祈り、その小さな体を抱きしめたという。 そして、両親から依頼を受けたアルコー延命財団チームはタイに飛び、女の子の生命維持装置が切られると同時に初期凍結処理を開始して、組織損傷を受けることなく、深い凍結状態にするためすぐさま体液を排出し凍結液を注入した。 その後、特別に設計された棺で脳を摘出すると、-196℃に冷凍したまま米国へ輸送した。 両親は「娘を亡くした悲しみが癒えるにはまだ時間が必要」と語っており、冷凍保存することが未来への希望になっているという。 2歳の娘の脳を冷凍保存し、蘇生した我が子と再び会える