[Tyler Cowen, “How much does English proficiency help you in economics?” Marginal Revolution, June 20, 2016] この話題について,William W. Olney が新しく論文を出している.どうやら,英語ができるとかなりこの仕事で助かるらしい: 本稿では,英語が世界に広まっていることで英語母語話者であることそのものが有利にはたらくかどうかを検討する.この問題を,ここでは経済学の専門職業という文脈で研究し,経済学において英語母語話者であることが将来の研究公表の成功度におよぼす影響を検討する.文章の質は論文公表を左右する重要な要因であり,経済学のトップ学術誌はすべて英語で出版されている.このため,母語で執筆できる英語話者は,利点を有しているかもしれない.本稿では,世界の上位 2.5% 層の