民主党代表選(14日投開票)を巡り、毎日新聞が7日実施した中盤情勢調査で、菅直人首相がやや優位な戦いを展開しているのは、小沢一郎前幹事長に厳しい世論を反映し、党員・サポーター票で菅首相が優勢な情勢となっているためだ。党員・サポーター票は全体の約4分の1の300ポイントを占め、1票が2ポイント換算の国会議員150人分の重みを持つ。一方、国会議員票は残り50人が態度を決めかねており、両陣営の働きかけが強まっている。中でも態度未定議員の3分の1強を衆院新人議員が占め、終盤戦のカギを握りそうだ。【須藤孝、竹島一登】 ◆党員・サポーター票 ◇支持議員と不一致も 「後援会は『小沢支持』でまとめたが、一般サポーターの動きが読めない。(首相続投を支持する)世論調査もあって開票まで分からない」。小沢氏を支持する福田昭夫衆院議員(栃木2区)はこう語り、党員・サポーター票の取りまとめの難しさを打ち明けた。 党員