なんで数学科の大学教員が起業とか労働問題についていろいろ書いて トラフィックを集めているのか自分でもよく分からないのだが 今回は教員生活とも関係のあることを少し書こうと思う。 日本で優等生がこぞって医学部に行こうとしたり 一流企業に入ろうとしたりしていることは嘆かわしいことではあるが アメリカの若者がリベラルでアグレッシブかというとそんなことはなくて 大半の学生は非常に保守的だ。 ベイエリアやニューヨークは別かもしれないが その他の地方では医学部志向は異常なほど高い。 日本と違って医学部は大学院扱いなので 国中の学部生の優秀層がこぞって医学部を志望している。 デトロイトにあるWS大はその傾向は特にひどく 私の教えている統計のコースでは上位15%の学生のうち 7~8割は医学部志望である。 数学教員志望とか、コンピューターサイエンス専攻の学生は 平均すればあまり数学ができない。 これは危機的な