日本の高校生が受けている授業は米国、中国、韓国に比べて受け身的で、生徒はきちんとノートを取る一方、居眠りをする割合も高く、グループワークなどへの参加は消極的という調査結果を、国立青少年教育振興機構が13日に発表した。 調査は昨年9~11月、4カ国の普通科高校の生徒に実施。計7854人から有効回答を得た。 授業について「教科書に従ってその内容を覚える」と感じている高校生は、日本は「ほとんどそうだ」「半分以上はそうだ」を合わせ91.2%で、中国に続いて多かった。一方、「個人で調べ、まとめ、発表する」は16.6%、「グループで課題を決め、考え、調べる」は11.9%で、いずれも4カ国中最も低かった。 授業中の態度や行動を聞くと、日本は「きちんとノートを取る」に「よくある」と答えた割合が79.4%でトップだったが、「居眠りをする」も15.0%と4カ国中最多。「グループワークのときに積極的に参加