90年代にインターネットが普及して以来、Dog Yearと表現されるWebの技術革新のスピードには目を見張るものがある。日本でもベンチャー企業を中心に新たな技術/ユースケースの開発/適用に積極的に取り組んでおり、昨今では、新技術の採用に対して保守的な傾向にある大企業までが、自社システム構築にあたって、AjaxやRESTなど、Web 2.0のブームの中で注目されてきた技術に踏み込むケースが増えてきた。 そこで、本稿では、Ajax等の新たなWeb技術を用いたシステム構築に挑戦しようとしているITアーキテクトの皆さんに向けた3冊を紹介したい。 樽澤広亨 日本アイ・ビー・エム所属。アーキテクト/コンサルタントとしてさまざまなプロジェクトに携わるするかたわら、IBMソフトウェア・エバンジェリストとしても活躍する。2006年から約1年間、米IBM Raleigh研究所にてWeb技術の研究に従事し、現在