慶事と仏事で風呂敷の色を分けるべきかですが、慶事にしか向かない色や逆の仏事にしか向かない色がありますので当然そうするべきですが 唯一例外として、「紫」は一般に冠婚葬祭全般に、つまり慶事と仏事両方で使える色とされています。一つでいろいろ使い回しが効いて便利ではあるのですが、理想を言えば、写真のように例えば包み風呂敷であれば慶事用に「古代紫」、仏事・弔事用に「濃鼠」と使い分けて頂くのが良いと思います。 左の「古代紫」は正絹白山紬で袷で二重になったもの、サイズは定番の57cm。 右の「濃鼠」は正絹縮緬生地でサイズは45cmのもの。この濃鼠という色は、銀鼠という色にもう少し黒みを混ぜた色で、濃い目の色だけに白抜きの家紋がとても映えます。仏事用として色々と活躍してくれそうです。 風呂敷・ふくさ単独での使用も良いですが、時にはもう少し丁寧にという場合もあるかと思います。そんな時は「切手盆」呼ばれる専用