統計の考え方ってちょっと癖があって、日常の感覚とは違う部分があります。 この独特な考え方を理解し使えばいいのですが、不適切な使い方をしてしまうケースもあります。 その代表が統計で使われるp値という数値の誤用で、2016年にアメリカ統計協会が「正しく理解して使いましょう」という趣旨の声明を出しています。 今日は風邪薬の効果の検証を例に、統計的検定の流れと、その中で使われる統計的有意、p値という言葉の意味について超概要を記してみたいと思います。 風邪薬の効果を検証統計的検定の概要を、新しく開発した風邪薬に「回復を早める効果があるか」を検証する場合を想定して説明します。 まずはデータ収集風邪を引いている100人を選んで薬を飲んでもらい、回復日数を計測します。 データが収集できたら、効果の有無を検証します。 効果を確かめる収集したデータを使った統計的検定により、新しい薬の効果の有無を検証します。
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