堀 そろそろ新年を迎えるころになると、よく「今年こそはブログを始めたい! あるいは、続けたい! でもどうやったら続きますか?」という相談をされたりします。僕は文章を書くのが大好きなので、中毒のように文章を書いているうちになんとなくブログを書くようになったのですが、佐々木さんはブログを書くようになったきっかけなんてありましたか? 佐々木 そうですね。私はライフハックにおける心理学的要素というテーマにとても魅力を感じていました。しかし、話題としてはマニアックすぎて、書籍になるとか、そういう研究をして生きていこうとは思いもよりませんでした。そこであてどもなく、ウェブ日記というかたちで、そんな話を書いていたことがあるのですが、そのうちに「ブログ」という技術が登場して、ウェブ日記をブログへ移行したいと強く感じるようになって、それで始めました。 堀 ブログという形式がとても魅力的だったということですか
何でもかんでも計画を立てて、それを無理やりに実行実現する――それが計画マンである筆者のポリシーだ。だが初めて長期間の計画を立てたのは意外と遅く、33歳のころ。まずはその話を書かねばなるまい。 筆者は“計画マン”である。何でもかんでも計画を立てて、それを無理やりに実行実現するのだ。 大学3年のころ、オーストラリアへ留学することが最初だった。オーストラリアでの身元保証人探しから始まり、大阪の船会社を走りまわって、オーストラリアまでの巨大な石炭船にタダ乗りさせてもらったのも計画の実現だった。1969年の大学紛争は計画外だが、だいたい予定通りの留学経験だった。 大学の同級生と結婚することになったのは、故意(恋?)の偶然でこれは計画ではないが、結婚後に3人の息子たちを持ったのは計画の内だった(本当は5人ほど子どもが欲しいという計画だったが、さすがこちらの体力と気力が計画について行かなくなったので、6
記憶の中で遊んだことがありますか? 簡単なテクニックで記憶を「場所」として理解するようになると、思わぬ楽しみや、発見がまっています。 「羊たちの沈黙」の続編である「ハンニバル」において、天才的な頭脳を持つ殺人者ハンニバル・レクター博士は、記憶の中で千の部屋がある広大な宮殿を構築していました(文庫版下巻 p65 参照)。 小説の中のレクター博士はたとえ体は拘束されていようとも、頭脳の中でこの宮殿の中を自在に歩き回り、その小部屋の一つ一つを訪問するだけで過去のどんな記憶も呼び起こすことができるばかりでなく、過去の記憶の中で生きることさえもできるのです。その描写はとても荘厳で、こんな記憶力をもっていたらどんなに良いだろうとあこがれをかき立てるものでした。 このような膨大な記憶力はさすがにフィクションの産物とはいえ、「記憶の宮殿」とよばれる方法は中世の学者が実際に実践していた古い記憶術の一つです。
「中央公論」編集部の田中正敏さんからメールが届いた。「『ウェブ時代をゆく』を語る」をまとめてくださった田中さんである。 「グーグルに淘汰されない知的生産術」ですが、『読売新聞』書評同様、もしよろしければ販売期間終了後(5月9日)を目処にブログにて公開していただいても、と思います。非常に充実したお話でしたので、より多くの方の目に触れればと思う次第です。 ありがたい申し出をいただいたので、ここに全文を公開することにします。 「中央公論」五月号の「特集・知的整理法革命」(野口悠紀雄、梅田望夫、外山滋比古、佐藤優、勝間和代、茂木健一郎)という文脈で、田中さんの取材を受け、勉強や仕事の仕方について僕が二時間ほど話をした内容をもとに、彼が文章にまとめてくれたものです。 さすがにこのテーマだとほぼすべての人が、それぞれの観点からグーグルを論じていて面白かったです。 どうぞお楽しみください。 旧来の整理法
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く