15年前のドラマの再放送「野ブタ。をプロデュース 特別編」(日本テレビ)が人気である。内気な少女・信子(堀北真希)を学校の人気者にプロデュースしようと同級生の修二(亀梨和也)と彰(山下智久)が動き出す。じょじょに変わっていく信子。すると修二と彰の心にもある変化が……。十代の亀梨、山下、堀北、そして戸田恵梨香のもぎたてのフレッシュさ全開で、思春期の悩みや痛みがむき出しで伝わってくる。きっと誰もが知ってる感覚。かつてこのドラマを見た人も、いまはじめて見た人も、自分のなかにある何かを引きずり出されるようなドラマ。忌野清志郎が不思議な本屋さんとして出演していて、悩める若者を、大きな懐で包んでいるのも良い。このドラマをプロデュースした日本テレビの河野英裕プロデューサーにこの宝物のようなドラマがどうやって生まれたかインタビューした。「野ブタ。をプロデュース」との出会いーー映画「ブラック校則」(19年)