印刷図書館クラブ 印刷人のフィルム・フィルムカメラ史探訪 VOL-29 印刷コンサルタント 尾崎 章 1963年5月に東京光学機械㈱(現:㈱トプコン)が世界初のTTL測光方式の一眼レフ「トプコンREスーパー」を発売して世界の注目を集めた。 「トプコンREスーパー」は、装着レンズの開放絞りで測光出来る開放測光方式にも対応、1964年に発売されたTTL測光の二番手・旭光学「ペンタックスSP」が絞り込み測光にとどまり、更にキャノンのTTL開放測光対応が1971年であった事、等々より東京光学の先進技術が世界に実証された「歴史的名機」となっている。 東京光学 トプコンREスーパー トプコンREスーパーのミラー測光技術 東京光学は、当時の親会社である㈱東芝の技術協力を得て世界初のミラーメーターを開発、「トプコンREスーパー」に搭載している。 ミラーメーターは、一眼レフのミラーをスリット状のハーフミラー