新エネルギー・産業技術総合開発機構は、2次元の原子シートを転写する機能性テープを開発した。フレキシブル基板をはじめ、プラスチックやポリマーのようなさまざまな素材や形状のモノに対応する。 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2024年2月13日、2次元の原子シート(2次元材料)を転写する機能性テープ(UVテープ)を開発したと発表した。NEDO先導研究プログラムとして、九州大学および日東電工と共同で開発に取り組んでいた。 転写に成功した最大サイズは直径10cmのグラフェン 同技術には、紫外線(UV光)で粘着力が約10分の1に低下するUVテープを用いる。粘着力が強い状態のUVテープを、グラフェンなどの2次元材料を形成した基材に接着し、UV光を照射。電気化学剥離で基材を分離すると、UVテープに2次元材料が貼付した状態となる。このテープはUV光により粘着力が弱められているため、任意の場所
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