大阪府大阪市出身[1]。幼い頃から読書に親しみ、中学生時代からミステリ小説やSF小説を読み始める[2]。1日で7冊読んだこともあったという。清風南海高等学校、京都大学経済学部卒業。大学4年生の頃に投稿を始めた。大学を卒業して朝日生命保険に入社した当初は小説を書くのを断念していたが、数年後に意欲が芽生えて執筆を再開している[3]。1986年に第12回ハヤカワ・SFコンテストに「岸祐介」名義で応募した、後の『新世界より』の原点となる短編「凍った嘴」が佳作入選する。1987年に「夜の記憶」が早川書房『S-Fマガジン』に掲載された。 30歳の時、同僚の事故死をきっかけに自分の人生を考え[4]、8年間勤めた朝日生命保険を退職し、執筆・投稿活動に専念する[5]。鈴木光司のホラー小説『リング』を読み、「ホラーというのは、ミステリの文脈でまったく新しいものが書ける」と気づいたという[3]。1994年に日本