ケニア西部のニャケオ(Nyakeo)村で、呪術を行った疑いで少なくとも11人が焼き殺された現場の家をのぞき見る住民(2008年5月21日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP 【6月30日 AFP】ケニア・モンバサ(Mombasa)の泥で作られた伝統的な小屋が立ち並ぶある集落。その1つの小屋の中で火がたかれ、あぐらをかいた2人の年配の男が「仕事」に没頭している。1人の男が白い砂で覆われた黒板にアラビア文字を刻むと、突然、「ヤラビ!」と叫んだ。この様子を、部屋の隅から、かたずをのんで見守っているのは、英イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)の熱狂的なファンである地元の若者たちだ。この地方屈指の呪術師ムゼー・シャハ(Mzee Shaha)に、この4シーズン優勝を逃しているアーセナルの将来を占ってもらっているのだ。 このような光景は、この地域のサッカーファンの間では日常
