前回「Windowsを傷付けずにUSBからLinuxをブートせよ!」では、組み込み開発ボード(ターゲットボード)の開発環境を構築するためのLinuxマシン(ホストPC)の準備を行いました。しかも、手元のWindowsマシンを傷付けることなく、USBのハードディスクからLinuxを起動する方法を紹介しました。 本連載ではLinuxのディストリビューションとして「Vine Linux」を選択しましたが、「Fedora」や「Ubuntu」などほかのディストリビューションでもUSBブートが可能ですので、興味のある方はぜひ試してみてください(注1)。 それでは、開発環境を構築するマシンの準備が整いましたので、今回は「ザ・組み込み(本連載のことです)」で使用する組み込み開発ボードの選定から始めたいと思います。 なお、以降の解説では前回準備したUSBブートのLinux環境を起動しているという前提で話を進