ラスベガス発--Adobe Systemsは、ソフトウェアの脆弱性に関する詳細情報をセキュリティベンダーと事前に共有することで、ハッカーからの攻撃にさらされる期間を短くしたい計画だ。同社はセキュリティの強化を続けてきているが、このたびの発表でまた大きな一歩を踏み出すことになる。 AdobeがMicrosoftと提携することで、アンチウイルスや侵入防止・検知、企業ネットワークセキュリティなどを扱うベンダーは、広く普及しているAdobe製品のセキュリティホールから保護するシグネチャやフィルタをいち早く追加できるようになる。 Adobeの事前情報は、既存の「Microsoft Active Protection Program」(MAPP)を通じてリリースされる予定である。MAPPは2年前から進められている試みで、前もって検知に役立つ情報を提供することで、セキュリティベンダーが修正予定の脆弱性を