出場資格のない部員を選手登録したとして無期限の謹慎処分を受けた東福岡高校ボクシング部の40代の男性前監督が、2015年に飲食店の女性従業員を殴る暴力事案を起こしていたことが関係者への取材で分かった。同校はこの事案を把握していたが、「事実関係を確認できない」として、その後も部活の指導や体育の授業を担当させていた。 当時、福岡県ボクシング連盟は事態を重くみて前監督をいったん除名処分(永久追放)としたが、上部団体の日本ボクシング連盟から前監督を復帰させるよう要請があり、処分を撤回したという。県連盟の関係者は「当時の山根明会長から強い圧力があった」と証言する。 暴行現場に居合わせた複数の関係者によると、前監督は15年7月、福岡市内の飲食店で女性従業員に抱きついて一緒に地面に倒れ込み、覆いかぶさりながら腹を数発殴ったという。前監督はボクシング経験者で、高校時代に全国大会で優勝した経歴を持っている。
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