で、ロードショーでは、どうでしょう? 第127回。 「なんか最近面白い映画観た?」 「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」 『ソラニン』 浅野いにおの同名漫画を原作に、実写映画化した作品。 宮崎あおい、高良健吾を主演にすえて、重要な音楽をent(ストレイテナーのソロユニット)とアジアンカンフージェネレーションで飾る。 ワタクシ、実は、浅野いにお作品はすべて持っています。 ファンというほどではなけども。 で、この映画は、一言で言うと、すごく普通。 もちろん、その普通の日々を描こうという物語ではある。 (ゆえに失われたときに、それを見つめなおすドラマが起こる) しかし、それにしては、あまりにも表面的すぎる。 二次元の漫画には、精神だけが浮き彫りにできる利点があるが、生身の肉体には、重みが付加されてしまう。 それを無視することは出来ない。 まるで、4コマ漫画のように、シーンごとに