Flashでは3D表示のための機能は特に提供されていません。 ではどのようにして、3D表示を実現しているのか。ライブラリ内のコードを少し覗いてみました。予想どおり、PCやゲーム機で10年以上昔に使われていた、かなり古典的なアルゴリズムを用いていました。 通常3Dの表示物はポリゴンという多角形で表現します。ふつうは三角形を基本単位とします。三角形は3次元空間内で、ねじれた形を取らないため、取り扱いやすいのです。 3D表示は簡単に言ってしまえば、2つのステップを実行するだけです。 3D空間の頂点が2D画面上のどこにくるかを、座標変換で計算する。 座標変換した結果にしたがって、三角形を表示する。ただし手前のポリゴンで隠される面は表示すべきではない(隠面消去)。 1番は行列の計算をするだけです。数学的な原理は割愛しますが、興味をお持ちの方はWeb上に資料がいくつもあります。 【CG教科書】3次元図