『NHK紅白歌合戦』では着物姿で登場し、次の瞬間、華麗なボディスーツに「変身」。巨大な黄金の龍に乗って「限界突破×サバイバー」をロック調の衣装で激しく歌い上げた氷川きよしさん。デビュー20周年を迎える節目の年に公式インスタグラムを開設すると、その妖艶なビジュアルが国内外で話題になっている。彼のなかでいったい何が「変化」したのか? 新たなチャレンジへの原動力を聞いた。(構成=村上雅子 撮影=初沢亜利) 思い切り脚を出したかった 2019年はデビュー20周年。その記念的な年に、「限界突破×サバイバー」を歌う映像がSNS上で一気に話題になったことがきっかけで、演歌歌手という枠を超えた、自由な表現ができる機会を与えていただけました。 また、40代となり、歌い手として「成人」とも言える20年を迎えたことで、歌のジャンルも飛び越え、衣装やメイクなどビジュアル的にも、自分らしい新たなチャレンジができるよ