HCD の進め方の基本は、製品の構想段階から対象ユーザーとその要求を明確にして、要求に合ったものを設計し、満足度合いを評価することです。ユーザーの要求が満たされるまで、これを繰り返します。 ※ 1 ISO 13407 (JIS Z 8530):インタラクティブシステムの人間中心設計プロセス ※ 2 各プロセスでHCD を着実に進めるための、各種手法が開発されています。これらの手法を活用することによって、ユーザビリティを向上させることができます。 ユーザビリティは利用状況によって変化します。人により、時により、場所により、目的により答は変わります。ユーザビリティを向上させるには、対象とするユーザーのニーズと行動を知ることが出発点となります。 現場では、ユーザーを中心に、その周りでどんなことが起きているかを観察し、分析します。実際の利用現場には多くのヒントが隠されています。