司法試験界のカリスマ講師、伊藤真塾長に 時には明快な切り口で、時には懇切丁寧な解説で、 「憲法の根本的な意義や役割について」連載で教えていただきます。 第3回は、立憲主義について。民主主義と立憲主義は車の両輪のようなもの。 しかし多数決が基本の民主主義は馴染みがありますが、 立憲主義とはどういう政治・社会システムをいうのでしょうか? いとう・まこと 1958年生まれ。81年東京大学在学中に司法試験合格。95年「伊藤真の司法試験塾」を開設。現在は塾長として、受験指導を幅広く展開するほか、各地の自治体・企業・市民団体などの研修・講演に奔走している。近著に『高校生からわかる日本国憲法の論点』(トランスビュー)。法学館憲法研究所所長。法学館のホームページはこちら 先日、中学の公民の教科書を見る機会がありました。そこには憲法は最高法規だと書いてありました。その通りなのですが、この言葉がやたらと強調さ