<キリンチャレンジ杯:日本2-1グアテマラ>◇7日◇長居 日本代表GK楢崎正剛(34=名古屋)がグアテマラ戦(長居)を最後に日本代表から退くと表明した。前半に1点を失い、完封はならなかったが、事実上の代表引退マッチを白星で飾った。 楢崎は、10人のサムライを従え、キャプテンマークを巻いて入場し、いつもの「仕事場」に立った。前半22分に1点を失ったが、その後は的確な指示と無駄のない動きで相手を封じる。後半35分には強烈なミドルシュートを右に横っ跳びして好セーブした。 今回の合宿序盤に、代行監督を務める原技術委員長と会談した。その席で、今後の招集リストから外してほしいと、重い決断を伝えていた。試合後には自らの言葉で説明した。 楢崎 4回W杯に出て、二十歳から代表を経験できたのは幸運なこと。いろんな経験をさせてもらって感謝している。何かで恩返しができないかと思っていた。今まで、ボクがしてきた経験