インターネットの掲示板に伊勢神宮(三重県伊勢市)の爆破予告を書き込んだとして、三重県警が威力業務妨害容疑で逮捕した津市の無職の男性(28)が、事件と無関係だった可能性が高いとして、津地検が処分保留で釈放していた。男性のパソコン(PC)が新種のウイルスに感染し、第三者が男性に成り済まして遠隔操作で書き込んだ疑いがある。県警が七日、明らかにした。 また、大阪市のホームページ(HP)に七月、無差別殺人を予告する書き込みをしたとして業務妨害罪で起訴されたアニメ演出家の北村真咲被告(42)のPCからも類似のウイルスを検出、大阪地検が釈放していたことも分かった。新種ウイルスの発覚を受け、警察庁は都道府県警にサイバー捜査で成り済ましに注意するよう指示した。 津市の男性は九月十日午後三時半ごろ、掲示板2ちゃんねるに「伊勢神宮爆破」などと書き込み、神宮の業務を妨害したとして九月十四日、伊勢署に逮捕された。県