最近はNoSQLなどといって分散データベースがやたらに流行です。私もDynamoDBを使ってみようと思って色々調べているところですが、学べば学ぶほど奥が深くて恐ろしくなってきます。 まず第一に言っておきますが、現在のところ、いわゆるKey-value store型のNoSQLのメリットは「書き込みのスケーラビリティ」であって、それ以外には大きなメリットはありません。 DynamoDBの場合は「管理不要」「高信頼性」というおまけが付きますので、また話は少し別ですけどね。 他のオープンソース製品を自分のサーバーにインストールするのであれば、RDBMSほどこなれていないNoSQLを運用するのは大変な苦痛と危険が伴うでしょうね。前の記事にも書いたように分散システムを運用するというのは困難かつ苦痛を伴う仕事ですから。 ですから、すさまじい数のアクセスがあるようなシステムでなければ、NoSQLを選択す
以前からCAP定理やBASEがイマイチ腹落ちしていなかったので、調べました。 1. ACID まず、RDBMSのトランザクション処理におけるACID特性は以下である。 Atomicity: 原子性 トランザクションが実行されるか、全くされないかのどちらかである。 Consistency: 一貫性 データベースの関係制約を保証する。 Isolation: 独立性 トランザクション中に経過が他トランザクションから参照出来ない。隔離性があるということ。 Durability: 永続性 トランザクション完了後、データは失われない。耐障害性があるということ。 2. CAP定理 続いて、クラウド化(クラウドは分散システムと考える)した際はACID特性が保つのは非常に大変である。(無理ではない) CAP定理では、C.A.Pの3つの内、同時に満たせるのは2つまでという主張。 Eric Brewer氏のCA
今週18日からマイクロソフトがラスベガスで「MIX09」を開催します。Windows 7やWindows Azureが発表された昨年秋のPDC(Professional Developers Conference)とは異なり、MIXはWebデザイナーとWebデベロッパー向けのイベントです。 ところで、デザイナーとデベロッパー向けのイベントといえばアドビシステムズのイベントが有名。その名称はたしか「MAX」ですよね......。 さて。MIX09ではWindows Azureの料金体系の発表があるかもしれないといわれています。もし発表されれば、IT系メディアのヘッドラインを飾ることでしょう。 僕が注目しているのは、先日「マイクロソフトがクラウドでリーダーシップを握る可能性が高まる」で書いた、SQL Server完全互換の「SQL Data Services」(SDS)についての具体的な内容の
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