羽田空港の50代の男性主任航空管制官が、米大統領専用機「エアフォースワン」や、米軍偵察機の飛行計画などの情報をインターネット上に流出させていたことが9日、分かった。情報はすでにネット上から削除されているが、国土交通省航空局は「問題を重く受け止めている」として、本格調査を始めた。“極秘情報”のずさんな取り扱いが、日米関係に影響を与えることは必至だ。 国交省や関係者によると、流出したのは「フライトプラン(飛行計画)」などの情報。オバマ米大統領が昨年11月に来日した際、搭乗していたエアフォースワンの飛行中に、管制官がコンピューター端末からプリントアウトしたものをカメラで撮影し、ブログにアップしたとみられる。 飛行計画には、韓国・ソウルの軍事基地から出発し、羽田空港に到着するまでの詳しい経由地と通過時間が記載されていたほか、巡航高度や、搭載されている無線設備の標識なども書かれていた。 また、東日本