人口1万8000人の町に10万人が集まった。少女たちが戦車の武道「戦車道」に挑戦する人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の舞台、茨城県大洗町で17日、町の恒例イベント「あんこう祭」が開催され、史上最多の10万人が訪れた。 東日本大震災による津波被害と東京電力福島第1原発事故の風評被害で、11年には3万人(10年までは例年4万5000人)に落ち込んでいたが、昨年10月のガルパン放送開始以来、聖地巡礼のファンが殺到。昨年は6万人で、今年はさらに増えた。 会場近くでは札幌ナンバーのバイクや宮崎ナンバーの車も見られた。全国から集まったファンらが、あんこうのつるし切りやガルパンの声優陣のトークに歓声を上げた。 ガルパンを見て、昨年のあんこう祭の日に初めて大洗を訪れた松沢忠幸さん(53)は、今年7月、取手市から大洗町に移住。今年は地元スタッフとして参加した。以前の職場は辞め、今は大洗の給食セ