地震や火災などの災害時に優れた機動力を発揮し、初期消火活動や情報収集に大きな効果が期待される「消防バイク」。東日本大震災以降、その機能と役割に注目が集まっている。既に災害現場の第一線へ導入している自治体の現状とバイクの性能、全国的な導入促進に向けた課題を探った。 情報収集、初期消火に効果 陥没道路、渋滞時も走行可能 機動力生かし幅広く活躍 赤いライダースーツを身にまとい、真っ赤に光り輝くオフロードバイクにりりしい表情でまたがる消防隊員—。これは、埼玉県の草加市消防本部に配備されている消防バイク(通称・赤バイ)だ。初期消火や被害情報収集に効果があるとして、2005年3月から3台が導入されている。 東日本大震災でも被災状況把握に貢献 砂利道や岩場などを走行しやすいオフロードタイプの消防バイクは、最大の特長である機動力を生かし、渋滞や倒壊建物、道路陥没などで交通網が寸断され、通常車両が走行できな
試作で改造した電動スクーター。最高速度は約40キロ。バッテリーは60ボルトのディープサイクルバッテリーを使用。エンジン音がしないため、走行時に電子音を鳴らすこともできる。 電動スクーターを開発・販売する「コウメイ」(姫路市飾磨区中島3、TEL 079-229-1487)は3月8日より、廃棄処分されるガソリンエンジンの原付スクーターを電動に改造して再利用する電動化プロジェクト「コンバート EB」を始める。 同社は、昨年2月ごろから「燃料費」「騒音」「排気ガス」の問題が解決されるとして、新聞販売店などに電動スクーターを新車で販売していた。 そうした中、同社社長の有元浩明さんが、新聞販売店で使用するスクーターの多くが3年~5年、早いものでは2年で廃棄されるという現状を知り、「廃棄されるスクーターのほとんどはエンジン部分の問題。電動に改造すればまだまだ使えるし環境問題の改善にもつながるのでは」と同
石川政治さんが毎日通う小屋。ヤギに会うため、バイクは欠かせない=上小阿仁村沖田面3輪バイクを運転する石川政治さん=上小阿仁村沖田面 真っ白な雪の農道を、水色の3輪バイクが風を切って走る。運転するのは秋田県上小阿仁村沖田面の石川政治さん(104)。原付きバイクと小型特殊の免許を持つ、国内最高齢の運転免許所持者だ。かわいい「子どもたち」が「現役」を維持する秘訣のようだ。 昨年の道交法改正に基づき、10月、石川さんは記憶力や判断力を測定する講習予備検査(認知機能検査)を受け、ちょうど真ん中の評価をされた。受験結果をもとに県警運転免許センターが警察庁に問い合わせたところ、国内最高齢であることが分かった。 免許を取ってから40年、無事故無違反。現在、所有するのは3輪バイクと小型トレーラーだ。雪道に備え、今冬もチェーンの取り付けは自分でやった。走行速度は時速10〜20キロ。国道も通るが、ゆっくり
刈谷署交通課の橋本友宏巡査長(36)が自分の原付きバイクを白バイに改造し、新年から同署玄関で展示している。8日の「110番の日」のイベントに用いるなど、交通安全のPRに一役買う。 同署は交通安全イベントの度に、県警第2交通機動隊から展示する白バイを借りていた。橋本巡査長は「署に白バイがあれば便利」と改造を思い立った。08年8月から休日にバイクの改造を開始。車体をすべて白く塗り替え、ハンドルも取り替えた。さらに、廃車になった同機動隊の白バイから、赤色灯3個やサイドボックス2個、サイレン付きスピーカー2個などを譲り受けて取り付けた。昨年末までに完成させ、県交通安全協会刈谷支部へ寄贈した。【安間教雄】
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